介護福祉士など介護と福祉の資格

児童の遊びを指導する者

「児童の遊びを指導する者」とは、
「児童厚生員」と呼ばれていた人のことです。

 

1999年に、児童厚生員から児童の遊びを指導する者という名前にかわりました。

 

しかし、一般的には、現在でも「児童厚生員」と呼ばれています。

児童の遊びを指導する者の仕事

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の仕事は、
児童館や児童センターなどの児童厚生施設で、
共に遊びながら児童の自主性や社会性、創造性を高めたり、
地域の中で子どもが健全に育つようにサポートするという仕事をします。

 

たとえば、遊戯室や音楽室、図工室などで、
音楽会を開いたり、図工や絵画などを楽しんだり、
観劇会や、高齢者・障害者との交流など、
ボランティア活動を含めた催しを企画するなどしてそれを実行します。

 

また、地域の児童館が、何らかの理由のために学校に行けない児童、
不登校で引きこもりがちな児童のために利用されることもあります。

 

そのような児童の精神面をケアすることも
児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の仕事なので、
専門的な知識や技術が求められます。

 

さらに、子ども会や保護者グループなど、
地域の組織活動を支援します。

 

このような活動をしながら、子ども達の遊びの世界を広げ、
心身を健やかに保ち、集団生活でのルールや
協調性を養うなど、健康増進と情操、両面からの育成を図るのが、
「児童の遊びを指導する者(児童厚生員)」の役割です。

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の職場

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)は、地域子育て支援センターや
児童館などで働いています。

 

 

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)が公営施設で働く場合は、
地方公務員になるので定時勤務です。

 

保育所や児童館の中に、地域子育て支援センターがある場合など、
複数の施設が同じ場所にある場合は、職を複数兼務することもあります。

 

 

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の給与は、
公立の場合は、自治体の公務員給与の規定が基本になります。

 

私立の場合は、地方公務員の給与を基準にしているところが多いですが、
経営規模や、本人の経験などによって差があります。

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の将来性

現在、全国で14000人ほどの人が児童の遊びを指導する者(児童厚生員)がいますが、
児童館などで運営される放課後児童クラブや、
地域子育て支援センターが、増設されています。

 

しかし、専門職として採用されるとは限りません。

 

まず、公務員として採用され、その後、適性によって、
地域の児童館に配属されるということが多いようです。

 

ですから、児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の資格を持っていたとしても、
必ず児童館の職員になることができるとは限りません。

 

とはいっても、近年は、不登校の児童や子どもの育成環境に関わる
様々な問題が増えています。

 

このような中、地域の児童厚生施設の重要性は高まっていますし、
児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の求人数も増えていくと考えられます。

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)になるためには

児童の遊びを指導する者(児童厚生員)を目指す場合は、
市区町村の児童館担当課に、採用についての問い合わせをしたり、
ボランティア等をしながら人脈を作り情報を得るなどすると良いでしょう。

 

また、児童健全育成推進財団では、児童の遊びを指導する者(児童厚生員)の
資質の向上や社会的ステータスの向上を目的として、
資格認定制度を行っていますから、それらの資格を目指すのも良いでしょう。

 

児童健全育成推進財団の資格認定制度には、
「児童厚生2級指導員」、「児童更生1級指導員」、
「児童構成1級特別指導員」、「児童健全育成指導士」があります。

 

●児童厚生2級指導員の認定要件

 

(1) 児童健全育成推進団体が定める研修体系に準拠した基礎研修の理論8科目と、
   実技(選択で4科目)を履修した児童館・児童クラブなどに従事する現任者。

 

(2) 児童健全育成推進団体が認定する児童厚生員養成校にて
   所定の課程を修了した者。

 

●児童更生1級指導員の認定要件

 

児童厚生2級指導員の認定要件を満たしていて、児童館・児童クラブで
3年以上の実務経験を有する者であり、
かつ、児童健全育成推進団体が定める中級研修を修了した現任者。

 

●児童健全育成指導士の認定要件

 

児童厚生2級指導員の認定要件を満たしていて、児童館・児童クラブで
5年以上の実務経験を有する者であり、
かつ、児童健全育成推進団体が定める上級研修及び
所定の課題(実践論文)を修めた者。

 

●児童厚生2級指導員資格認定の概要

 

申請事務の窓口: 各都道府県・指定都市の児童館連絡協議会事務局
         児童健全育成推進財団事務局

 

申請方法: (1) 申請書(児童厚生員等の研修体系と資格認定制度)の冊子
         添付様式を使用。
          または、所属の各児童館連絡協議会または
         児童健全育成推進財団の事務局に請求。

 

      (2) 申請書に必要な添付書類、申請料(2000円)、
         登録料(3000円)を添えて、該当事務局へ提出する。

 

必要書類: (1) 児童更生2級指導員 申請書1部

 

      (2) 資格取得に必要な科目を履修したことを証する
         書類の写し

 

      (3) 顔写真3枚
         (児童健全育成推進財団に直接申請する場合は、
         1枚のり付けし、1枚添付する)

 

登録後、書類審査の結果、認定要件を満たした者に資格の認定証、
および認定カードを発行し、その登録事務を行います。

 

●児童健全育成推進財団資格認定制度の問い合わせ先

 

児童健全育成推進財団

 

〒150-0001 東京都渋谷区渋谷2−2−15 日本薬学界ビル7階

 

TEL 03-3486-5141

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